特色
プログラムの目的
GPSS においては、サステナイビリティ学の発展に貢献し、サステイナブルでインクルーシブな社会を実現するために必要となる新しい知識を、多様な研究者とさまざまなステークホルダーと共同で設計し(Co-design)、創出し(Cocreate)、抜本的変革(Transformative Change)を実施していく(Co-implement) ことができる人材の育成を行います。具体的には、次のような人材育成を目指します。
- 国際機関や国際的なコンサルティング会社、国際NGO などにおいて、地域の住民や政策決定者と協働ができる人材
- 海外の大学・研究機関と東京大学を、研究協力などを通じて繋ぐことで、世界水準の研究を実施することができる人材
このような人材は、従来の細分化された学術の成果を結びつけ、サステイナビリティに関わる複雑な課題を俯瞰的に理解し、その成果を政策に活かす能力を持っていることが求められます。よって、本プログラムでは、世界の主要大学・研究機関の教育資源や国際的なリサーチネットワークを利用し、学生個人が自分のネットワークを広げる機会を提供するほか、グローバルリーダーの育成に必要となる研修やさまざまな機会を提供します。
特色
GPSS の教育の特色は、超学際性(Transdisciplinary)、インクルーシブ (Inclusivity)、抜本的変革(Transformative Change)の3 点にあります。超学際性のある研究を実施 することによって、GPSS では、既存の学術成果を結びつけ、さまざまなステークホルダーと協働し、サステイナビリティに関わる複雑な課題を俯瞰的に理解する力を持った人材育を成していきます。インクルーシブな社会、すなわち、誰一人、取り残されない社会を実現するため、さまざまなステークホルダーの声を理解し、それを反映させた問題解決・社会実装のあり方を模索できる力を養う教育を実施します。さらに、抜本的変革のため、短期志向でかつ個人主義的・物質的利益を過度に重視する価値観から、社会全体のサステイナビリティを重視する価値観にシフトすることを促す力を養うことを目指します。